京都へ工房見学と南座お楽しみ会_1日目
コラム・読み物
染井吉野の盛りには少し早い頃、工房見学と南座の観劇をお目当てに、お客様と京都へご一緒しました。
平安神宮や京都市京セラ美術館をはじめとした、様々な文化施設が集まる岡崎近く。
草木染めの素敵な暖簾がお出迎えの「染織工芸 むつろ」さんへ、寄せていただきました。

ご用意いただいたお茶と南座横・祇園饅頭さんの美味しい桜餅をいただきながら、円居でも墨描きの実演とお話会を開催してくださっている、田原わかさんに数百年前の本物の辻ヶ花の裂や、貴重な資料を見せていただきながら辻ヶ花についての様々なお話をうかがいました。

その後、括りの職人さんにお話を伺いながら目の前で実演していただくという、貴重な機会を設けていただき、お話をされながらも鮮やかな手つきで、どんどん藤の花が括られていく様や、辻ヶ花の最後の仕上げ「墨描き」も、商品となる付け下げに実際に施されているところを間近で見せていただきました。

お二人とも質問などに応えられながら迷いなく手を動かされていく姿に「職人さんは本当に素晴らしい」と改めて感じるひとときとなり、その後に着物や帯を拝見させていただくと、より愛おしさが増します。

辻ヶ花の魅力を堪能した後は、映画 国宝で印象に残るシーンと台詞の「曽根崎心中(物語)」が上演演目、若手花形のWキャストという事で大盛況の南座へ。

尾上右近さんがお初、中村壱太郎さんが徳兵衛の「松プログラム」を花道横の良席にて観劇。

バラエティなどでは「ケンケン」という愛称がぴったりの快活な男の子なイメージの右近さんが、例の啖呵を切る見せ場から、どんどん妖艶に色っぽく壮絶に美しくなっていくお初に引き込まれ、壱太郎さんは優しく誠実な青年が、その人の良さ故に死ぬしか無いところまで追い詰められるのが可哀想で何とかしてあげたくなる徳兵衛。
お芝居を堪能した後の二幕目のお二人の対談は楽しく撮影タイムも設けられて、歌舞伎のファンを増やして行きたい!という思いを、ひしひしと感じるひととき。
又、この日はゲストに西陣織の細尾さんが登場され、共に伝統や文化を引き継ぎながらも、時代に沿って発展させて行きたいと言うお話も興味深かったです。

終演後は、いつも歌舞伎のチケットお手配(今回も、チケット争奪戦との噂高い公演で良席をご用意くださいました。ありがとうございました 🙏)や、円居にて『きもので観劇を楽しむコツ!』や『着物のリアル・ビューティを考えよう』のお話会でお世話になっている、美容家の川島典子さんオススメの南座近く「彩席 ちもと」さんへ。
上巳の節句にちなんだ器やお料理の数々、眼福と口福共に堪能させていただきました。

京都は旧暦を大事にし4月までお雛様も飾っておくのだそう。
あちこちで可愛らしい雛飾りに出会いました。




