あったらいいなを形に
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梅雨時や、秋の長雨など雨が降りそうな曇りの日のお出かけは
雨コートや折りたたみ傘、草履カバーなど荷物が増えてしまうものですが
そんなお悩みを少しでも解消したいと思い立ったお客様がいらっしゃいました。
バッグの中で一番面積を取るのが雨コート。
二部式雨コートの上だけ羽織って、裾除けだけ持ち歩けば荷物は少なくなりますが
雨コートの形は、一般的に雨を防ぐため道行型や道中着型。
お洒落なお客様は、晴れているときは薄羽織りとして、
雨が降り出したら前を閉じられるコートがあったらいいなと考えました。
そこで円居にご相談いただき、反物選び。
爽やかなブルーの雨絣の夏大島を選ばれました。
和裁師との打ち合わせ、採寸、仮縫いを経て
ニュータイプの雨コートが完成しました。
羽織の前はチャイナボタンと小さなクリスタルボタンで留める仕様。
羽織として前を開けて着る際にも飾りになるようなデザインを提案しました。
裾除けは帯を守る長さ。
紐の部分は角帯をイメージし、全く違う色にしたいとのご要望にお答えしました。
羽織りとしてお召しいただいている着姿。
お客様がご自身で手作りされた羽織紐と素敵にコーディネートされた帯回り。
別注で裾除けを収納する袋も作りました。
仕上がりにとてもご満足いただき、「早く雨の日に着てみたい」との事。
これからは雨の日もちょっと楽しくなりそうですね。
何かアイディアやイメージがある方は、一度ご相談ください。