きものを着た後のお手入れの基本【着物編】
着付け教室
脱いだ後はどうすればいい?お手入れの基本【着物編】
脱いですぐは汚れのチェックと陰干しを
汚れがないかチェックしてから、着物用ハンバーにかけて半日から1日、風通しの良いところで陰干しをして汗を飛ばします。(着物ハンガーがなければ厚みのある洋服のハンガーでも代用可)
麻の着物などは霧吹きで汗を飛ばすこともありますが、輪ジミを作ってしまうリスクもあるので、特に大切な着物の場合は自己処理は避け、プロにお任せするのが◎。
着物のしまい方
基本は一枚ずつたとう紙に入れて収納します。湿気から着物を守るため、桐箪笥にしまうのが理想ですが、なければシェルフなどでもOK。重ねるのは3〜4枚までにしておきましょう。
収納場所は直射日光が当たらない湿気のない場所がベストです。
汚れの対処法
食べ物のシミや汗ジミなど、目立つ汚れがついてしまった時は、ベンジンなどを使って自己処理をする方法もありますが、何の汚れかわからないときや自信がない場合には、プロの手に委ねるようにしましょう。
定期的なお手入れ
頻繁に着ることが虫干しの代わりにもなりますが、なかなか着る機会がない場合は、半年にいちどくらい風通しのよいところで陰干しにするのが理想的です。
着物や和装道具のいちばんの大敵は湿気です。
汗をそのまま放置しておくと、嫌なニオイやカビ、変色の原因になるので、着用後は必ず風通しのよいところで陰干しを。目立つ汚れは無理に自己処理せず、プロにお任せするのが安心です。特に礼装など高価な着物や帯は専門店にお任せしましょう。