永井さん独自の綴織の魅力
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把釣孔(はつりめ)は綴れ織の特徴として最たるもので、
もちろん永井さんの綴帯にもしっかりとございます。
そして、永井さんの綴れ帯にしか無いのが
この手前の白い部分、魚子織の様に見える織り方は、
基本の綴れ織の技術の大小を組み合わせて生み出した地風で、
他の綴れ帯では施さない永井さんだけの唯一無二な織り方なのだそう。
この部分が有る事によって、他の綴れ帯には無い表情が生まれ、
着物上級者のお客様が「見た事無い!」と喜ばれるそうです。
三役が市松に配されて染められた江戸小紋に
永井さんの「縄紋(なわもん)」の帯を締めた
着付け教室の講師さん。
モノトーンに緑の石と絞りの茶と紫をポイントにしたお洒落な着こなしです。
実際に締めてお太鼓の形になると、より、その良さが引き立ちますね。
永井さんは縄の模様に
諺の「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し」や、
農家の方は自分達で藁をなって縄を作ったので、身近に有る
道具紋として伝えられてきた思いを込めたのそうです。
前半の機織り実演は本日4日(日)までですが、
帯は引き続きご覧いただけますし、来週末の9日〜11日の
(金)・(土)・(日)は、再び永井さんが実演いたしますので、
どうぞお楽しみに!