準備は大丈夫?着物を着る前に確認しておきたいこと
いざ着物を着ようと思ったら、
・シミを発見した
・着付け道具が足りない
・サイズが合わない
など、想定外のトラブルに焦ってしまったことはありませんか?
着用する当日はスムーズに着付けができるよう、あらかじめ以下のことをチェックして、余裕をもって支度ができるように準備を整えておきましょう。
着物を着る前に確認しておきたいポイント
1.TPOを考えてコーディネートを決めておく
コーディネートはあらかじめ決めておきましょう。
反物から購入する場合は、仕立て上がるまでに数週間から数ヶ月かかるので早めに行動を。
成人式で着用した振袖、親や親族から譲り受けたものは、長年しまったままにしていた場合、生地が傷んでいたりシミが出ていることもあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
古い着物や帯は寸法が足りないこともあるので、広げてチェックすることも忘れずに。
2.着付けに使う道具類は全て揃っていますか?
前日や当日になって足りないものに気づいても、買いに行く時間がないことも。日にちに余裕を持って、小物類一式が揃っているか確認しておきましょう。
着付け小物を初めて揃える場合には、チェックリストを作成しまとめて購入するのが◎
着付け教室や流派によってはオリジナルのものを薦められる場合もありますが、かえって着付けが複雑になったり、余計な道具を重ねすぎて着物の下が紐だらけ…なんてことも。
まずは最低揃えておくべきものを購入し、着物のに慣れてきた頃に他に必要なものがあれば追加するのが良いでしょう。
3.躾糸をはずしておく
仕立て上がってきたばかりの着物や、洗い張りに出して戻ってきた着物には躾糸がついています。
後から取ることもできますが、着付けが崩れてしまうこともあるため、前日、着物をハンガーにかけたタイミングで躾糸もはずしておきましょう。
4.半衿つけは必ず前日までに
慣れないうちはつい苦手意識が働いてしまう“半衿つけ”。
礼装の場合は、半衿つけのアラは意外と目立ってしまうため、当日の朝に慌ててつけるのではなく、前もってつけておくようにしましょう。
特に着慣れていない方の場合、着付け当日は時間との勝負。なるべく前日までにやっておくべきことを済ませておけば、当日は気持ちにも時間にもゆとりを持って準備ができます。
5.着るまでの流れを把握しておく
必要なものが全て揃っていたら、着るまでにどんな工程があるのか流れを確認しておきましょう。
事前に着物を吊るしたり、半衿を付けたり、着る順番も足袋を履くところから確認しておくと安心です。時間があれば、実際に着物を使って練習しておくのもおすすめ。特に帯結びは柄の出方やての長さなどを確認しておくと、当日何度もやり直すことなく一度で帯結びが決まりやすくなります。
前日の準備が、あわてず上手に着るための第一歩
初めての時や久しぶりに着物を着る時は特に時間がかかってしまうもの。
着物を着る前に必要な道具や小物類を確認し、できれば事前に実際に着るコーディネートで練習しておき当日は余裕を持ってお出かけできるよう準備しておきましょう。