十二単勉強会
着付け教室
昨日は、お客様だけでなくスタッフも楽しみにしていた
十二単着付けデモンストレーション。
講師に吉野清美さんをお招きし、
着付け教室の生徒さんにモデルになっていただきました。
まずは白小袖に長袴。
単衣の着物の上から、さらに5枚の着物(五衣・いつつぎぬ)を重ねていきます。
このあたりから、肩にずっしりと重みが…。
五衣の上に表着(うわぎ)を重ねます。
何とこの状態で、お姫様にとっての普段着だそう。
ご参加いただいた皆さんも熱心に記録しています。
唐衣(からぎぬ)と裳(も)を身につけて、正装となります。
檜扇を持って、着付けが出来上がりました。
ちなみに「十二単」というのは俗称で、正しくは「裳唐衣(もからぎぬ)」や
「唐衣裳(からぎぬも)」などと言い
必ずしも12枚重ねているわけではないそうです。
略式の衣裳もご用意していたので
本日一番にご来店いただいた方に、モデルになっていただきました。
単衣の上に5枚重なった状態の着物を重ねます。
結婚式などで十二単をお召しになる方もいらっしゃいますが
その場合はこの略式の御衣裳がほとんどだそう。
五衣以外は正式なものと同じ着付けで、しっかりと重みもあります。
お2人並ぶと本当に華やか!
髪型も合っていてとてもお似合いです。
お姫様の座り方も体験していただきました。
片膝を立てています。
こちらは脱いだ後の衣裳。
昔は御簾越しにちらっと見えるこの衣裳だけを見て
見初めたりという事もあったとか。
新年早々、雅やかな着付けデモンストレーションを行う事ができ
幸先の良いスタートが切れたかと思います。
吉野さんには、着付けながらご説明もしていただき
京絞り寺田の寺田豊さんとのお話しもわかりやすく
皆さんに楽しんでいただけました。
今後も皆さんに楽しんでいただけるイベントを企画してまいります!