芭蕉布のお話
イベント情報
芭蕉布と言えば、着物好きにとって
「いつかは欲しいな・・・・」と思っている
憧れの織物の一つでは無いでしょうか?
本日のトークショーでは、その芭蕉布について
琉藍の石垣島出身、石垣さんに語っていただきました。
もともとは、庶民の労働着だった芭蕉布。
それしか着ることが許されていなかったので、
寒い時には重ね着をしていたそうです。
聞いていて、やはり麻しか着られなかった
東北の庶民から生まれた刺し子を思い出しました。
どんな反物もそうですが、芭蕉布も本当に気の遠くなる様な
地道で根気の要る作業の積み重ねで織り上げられています。
この糸の束は全て芭蕉布。何がどう違うのか・・・?
江戸時代に朝鮮通信使が残した芭蕉布の着物を纏った庶民を描いた絵と、
今、放送中の「西郷どん」の島民の着方に違いが・・・
さて、それはどこでしょう?
明日も石垣さんは在店いたしますので、
ケースの中に鎮座している事が多い芭蕉布なども
ぜひ、実物をご覧になりながらお話をお聞きくださいね。
もちろん芭蕉布だけでなく紅型や花織、上布など、
それぞれの特徴、歴史なども興味深い話も是非!