奥野講座「新茶とお菓子」
今日からゴールデンウィーク後半が始まったという方も
多いのではないでしょうか?
休日にゆっくり、らくやのブログをご覧いただければと思います。
♪夏も近づく八十八夜~の歌でも知られるように
立春から数えて八十八日目の茶摘みシーズン最盛期に向けた4/29(日)
奥野公治さんの「新茶とお菓子」講座が開かれました。
奥野さんが用意してくださったお茶碗を見るだけでも、
「今日はいったいどんなお茶を用意してくださっているのかな?」と期待が膨らみます^^
奥野さんがこの日用意してくださったのは、
「日本茶」「中国茶」「紅茶」の新茶とそれぞれに合うお菓子。
「今日は講座というより、お茶を飲みながら楽しくお話する会です」と奥野さん。
始めの日本茶は、鹿児島県屋久島製、今年の4/10製茶されたもの。
新茶らしい爽やかですがすがしい風味。
合わせたお菓子は軽い風味の和三盆を使った、香川県の「羽根さぬき」。
お次の日本茶は、鹿児島県大隅半島の大根占製、4/10製茶のもの。
始めの屋久島産のものよりもしっかりした味わいなので
大分県の干し柿と柚子を使った「豊の菓柿」を合わせました。
お茶を淹れながら、お茶やお菓子にまつわるお話しをしてくださるのも楽しみです。
次はがらりと変わって中国茶の緑茶。
中国人がウーロン茶ばかり飲んでいると思ったら大間違いとの事^^
まずは香りを楽しんでいただきます。
中国浙江省紹興市新昌県製、4/2に製茶された中国緑茶。
急須の中で茶葉が膨らむ姿も綺麗ですね。
今回ご用意いただいたお茶碗は
「有田の三衛門」をテーマにしてくださったのですが
↓このお茶碗に、さらにもう一つの「〇〇衛門」が隠れています。
お菓子は、銀座甘楽の「銀六餅」。「〇〇衛門」の大好物のお菓子ですね。
こんな心憎い演出も奥野さんならでは!
甘いものが続いたので、ここでちょっとお口直し。
ひょうたん型の入れ物の中は、玄米をあられにしたもので
このまま食べても香ばしさがおいしく、
食べながらお茶をいただくと、玄米茶の味に!
最後の紅茶は、インド ダージリン キッダパール農園製、3月製茶の
ファーストフラッシュ。
紅茶には油気のあるお菓子をと
京都・前田珈琲の「パウンドケーキ」を合わせました。
今回のお茶講座、お茶4種、お菓子4種と盛りだくさんで
午前の部、午後の部とも参加された皆さんに
とても楽しんでいただけました。
今後、「こんな事が知りたい!」「こんな所作を教えて!」
というようなご希望がございましたら着付け教室にお申し出ください。
皆様の学びたい講座を企画したいと思っております。
らくや一階ショップでは、本日より「総絞り振袖」展を開催しております。
絞りの工程を海外に出す事も多い昨今、
らくやでご用意した振袖は全行程国内製の逸品です。
全てをお見せできないのが残念ですが、
色鮮やかな総絞りの振袖は成人式にも、婚礼衣装にもお勧めです。
お誂えをお考えの方は是非一度ご来店ください!
「総絞り振袖」 絢爛豪華な手業の頂点
5/3(木・祝)~8(火)
11:00~19:00