文様よもやま話_其の6「亀甲」

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

気楽に読める文様のお話

お付き合いいただけますと幸いです

 

お家で過ごされる際などの

ちょっとした息抜きになれば嬉しいです

 

5回目は「亀甲」です


 

食卓に欠かせないお醤油の「キッコーマン」のロゴ

神紋、家紋にも多様されていて

誰でも知っている基本の文様亀甲

 

神社の池などでのんびりと甲羅干しをしている姿や

ひっくり返ってしまって手足をバタバタさせている

どこかユーモラスで愛嬌のある亀は

鶴は千年、亀は万年と言われ長寿の象徴であり

古代中国などでは吉凶を占う亀卜(きぼく)に甲羅を用い

また北を守護する玄武という蛇が巻きついた姿の霊獣であったり

御伽話の浦島太郎でも竜宮城からの使いとして登場したりと

尊い聖なる生き物として捉えられてきました

 

婚礼衣裳や日本画、縁起物の置物などの亀で

フサフサとした尾っぽの様なものが付いているのを

目にした事は有りませんか?

【Q-3】打掛 金の鶴亀に松竹梅刺繍

これは「蓑亀」と言って尾っぽでは無く「藻」が

甲羅に付着した姿で長寿の縁起物として珍重されたそうです

なかには耳の有るちょっと怪獣っぽい姿の物も

 

そんな亀自体も吉祥の標ですが、その甲羅を文様化した亀甲は

基本的に正六角形で表され二重や三重に入れ子になった子持ち亀甲や

文字、菱、梅などが収まっているものなど

単純な形故に様々な文様と融合したりアレンジが加えられ

様々な工芸品を彩る吉祥文様です

 

単体でも用いますがズラリと並べた亀甲繋は

きものの地紋としてはもちろんですが

礼装の帯などで目にする事が多い様に感じます

 

亀甲繋の中に花菱、七宝、青海波が織り出されたアンティークの丸帯

 

小花が収められた亀甲繋に橘や桐の花丸紋が配されたアンティークの丸帯

おめでたい場に相応しいという事ももちろん

織りで表す柄として適しているからでしょうか

 

亀の甲羅もその一例なのですが蜂の巣など建築構造にも用いられた

古来より知られていたハニカム構造の

六角形や六角錐に安心感や永遠性などを

人類は無意識に感じていたのかな〜などと思いを馳せてみたり

 

タイトル画像の亀甲模様がナットみたいだなと思ったので

力学や科学に詳しくないのに呟いてみました

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